お茶をしました

お隣の97才のおばあちゃんと、ベランダで、お茶をしました。

 

私だった、もうおばあちゃんの域に入っているんだけれど....。

 

もう、耳も遠くなって......ご自分では、それを嘆いているようでしたが.....。

 

私は、「おばあちゃん、聞こえないほうがいいときもあるよ」なんて、なぐさめにならないことを言ってみたが......。

 

本当に、年を取ってみないとわからないことがあるね。

 

若いころは、色々学校や職場で教えてもらうことが沢山あって........

 

悩みは、打ち明けられる人がいて、相談できる場所もあって.........

 

でも、高齢者になると........ね、とにかく、一人で「嘆きのため息」をつくぐらいで.....。

 

色々考えると、まだまだ、やりたいこと、未完成なことなどがあって、ため息なんてついていられないのだが、

 

思考回路が止まり、手も止まり.........どうせ、もうすぐ.......なんてネガティブなことばかりが堂々巡りする..........

 

まだ、こういうことを考えるうちはいいのかな.........

 

こんなことも考えなくなったら.........もう.........ね。

 

でも、お隣の97才のおばあちゃんは、本当にしっかりしている。

 

お嫁さんとの関係も話すし、庭の草取りもしようとするし..........

 

戦争の大変な時代を乗り越えて.......人生でもいろいろなことがあって........でも、その一つ一つを、しっかりと受け止めてきて.......

 

立派だなあ.........本当に、そう思いました。