足元サク、サク.........

すっかり葉っぱのなくなった木々の間を.......

茶色い落ち葉の上をサクサクと音を立てながら歩きました。

今日は、お天気がいいけれど、風は冷たい.......

あんなに、どうしようもなく暑かったのに......

今年も、秋が来て......そして、今は、冬の入り口です。

日向には、まだ、トンボが低く飛んでいて、

枯れ葉を持ち上げたら......なんと、黄色いトンボが羽をばたつかせて

飛べないでいました。少し寂しい光景です。

小さいため池の近くに、太陽の光を浴びて黄色の葉が

ひときわ輝いて見える気がありました。

あっ、カメラを忘れた!

木の下に落ちているその葉を持って帰りました。

どの木の葉っぱも........間もなく、すべて落ち葉となって......やがて、大地の栄養となって親木を守り続けていくんだね。

人間も自然の一部.......でも、老いて死に絶えてしまった体は,灰となってしまう。

私も、何かの役に立つのだろうか........役に立ってきたのだろうか。

色々考えてしまう。

でも、高齢者となった今、「死」と言うものは、本当に現実味を帯びてきて.......みんなこんな気持ちになって生きていたんだろうか。

きっと、そうなんだね。

寂しくて、あまり口に出せないものね。

でも、今日は、生きなくちゃ.......ね。

精一杯じゃなくてもいいから、生きなくちゃ.......今まで通り、普通の顔して。